式 辞
松岡中学校の桜の花も満開で、春風が吹くと花の香りが舞い、みなさんを祝ってくれているかのようです。
新入生95名の皆さん、ご入学おめでとうございます。本来であれば、晴れの入学式を、2,3年生も一緒に、お祝いするところでありますが、このような事情により、2,3年生は、教室でみなさんの姿を見守る形の入学式となりました。一日も早く、全校生徒295名で活動できる日を心待ちにしています。
中学校3年間で、考えて欲しいことが3つあります。
1つ目は、「どのような生き方をしたいのか。」「どのような人間になりたいのか」についてです。
夢や希望、目標を持って、学校生活を送ってください。人は自分がイメージした方向に近づいていきます。また、自分の人生は、自分でつくるという意識をもってください。
2つ目は、「今どのような力」をつけなければいかを考えましょう。society5.0、SDGs、グローバル化、自然災害など、社会の変化の激しく、今後が予想しにくい世の中を、力強く生きるために必要な力です。
3つ目は、「命を守る」です。自分の命は自分で守る。できれば、周りの人の命も大切にできる人に近づいてほしいとおもいます。
次に、2つの言葉を送ります。
1つは、校訓である「自彊不息」です。「時間は止まることなく、絶えず進んでいる。同じように、私たち自身も絶えず、努力を惜しまず、日々自分を鍛えていきましょう。」という意味です。
松岡中学校は特に「自分を磨く」。心、体、知(知恵・知識)、人間関係を磨き続ける習慣をつけることを目指しています。これは、生きる上で必要な習慣です。今年度から全校で「マイノート」の実践を始めます。楽しみにしていてください。
もう一つは、永平寺町の教育方針でもある「礼の心」です。
集団の中で自分を成長させるための土台のようなものです。「みんなで幸せになる」という意識を高めるために「松中タイム」を設定しました。楽しい時間をみんなで創ってみてくさだい。
できれば地域、社会での自分の役割を探し、みんなで幸せになるという志の和を広げることを目指して欲しいと願っています。そのために必要な力を、学級や学年、生徒会、部活動等の仲間と共に、会話をしながら共に学び、共に生きる力をつけていきましょう。
結びになりますが、保護者の皆さまお子さまのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、お預かりします、お子さまの更なる成長に向け一丸となって取り組んでまいります。新入生95名の活躍を祈念し、保護者の皆様からの本校教育活動に対するご支援・ご協力をお願いいたしまして、式辞といたします。
令和4年4月8日
永平寺町松岡中学校長 野村 博明